昨日はジョギング以外特に用事もなく、今日は雨で外出できず。
という訳で今週末は読書漬けでした。
佐藤多佳子『一瞬の風になれ』
ストーリーはどうってことなかったんですが、陸上競技の描写には引き込まれるものがあり、文庫3冊一気読みでした。
よく取材されてますね、陸上競技を。
でも、どうしても主人公の新二に感情移入ができなかった。
彼の語りで物語は進むんですが、彼の性格というか態度というか、はっきり何処がと言えないんですが、何となく彼のキャラクター設定が場面場面でブレているように感じました。
せっかく感情移入できそうになっても、アレ?っていう台詞や言い回しに出くわしてしまうと、そこで違和感を感じて入り込めない。
このブレが思春期特有の精神状態の不安定さを表しているのなら、自分の感覚が年老いてしまったってことなんでしょうけど…。
それでもやはり大会の描写は秀逸で、ページを捲る手を休ませてくれませんでした。
その中で、トラック競技においては決勝レースだけが皆が本気で走る本当のレースっていうのには、決勝レースを走ったことがない自分にとっては全く思いも付かなかったことなので、言われてみると確かにそう…、何だか少し凹みましたね。
なんか、明日天気が良かったら、スピード練習がやりたくなっちゃいました。
では!
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