三上延『ビブリア古書堂の事件手帖』を読み終えました。
話の奥深さや、特別な文章テクニックがある訳でもなく、謎解きもあっと驚くようなトリックは無し。
登場人物の描写も今ひとつ生身の個性を感じさせない…。
それでもこの本好きです。
本好きが本好きの話を書くと、当然、本好きが好きな本ができあがるんですよね。
ジョン・ダニングの『稀本探偵クリフォード・ジェーンウェイ』シリーズなんか、まさにそう!
こちらは人物描写や謎解きのワクワク感も相当なもの。
一方のビブリアは、栞子さんのキャラクターで相当ポイント稼いでます。
描写というか、表紙のイラストで。(嘘々)
ビブリアの売りは、良い意味で物凄く読みやすいこと。
一気に読めば2時間はかからないんじゃないかってくらい、一気に読めます。
それにしても、こんな店主がいる古書店なら毎日通っちゃうかもしれないなぁ。
…って、実は新刊派で、古本は殆ど買わないんだけど。